イギリスの美術館事情

イギリス・ロンドンにある世界的に有名な美術館!

アートを楽しめる人気のギャラリー!

イギリス・ロンドンには、美術史に名を残す名画(歴史的な芸術品から現代美術まで)を収蔵している美術館が多くあります。美術館を巡れば、そのことがすぐに実感できるので、できるだけ多く回ってみましょう。

古代、古典、現代、いつの時代の作品であっても、美術史に名を残す名画は決して裏切りません。

ヨーロッパ絵画の名画が集まるナショナルギャラリー(The National Gallery)、イギリスを代表絵画する作品を展示しているテートブリテン(Tate Britain)、巨大現代アートの(ピカソ、ダリなどが展示)テートモダン(Tate Modern)、イギリス現代美術に出合えるヘイワードギャラリー(Hayward Gallery)など、ロンドンにある美術館を思う存分に堪能してください。

美術館めぐりは、イギリス留学・ロンドン留学の楽しみのひとつです。

ロンドンにある主な美術館

 ナショナルギャラリー(The National Gallery):ロンドン

最寄り駅:レスタースクエアー(Leicester Square)チャーリングクロス(Charing Cross)世界屈指のコレクションを誇るナショナルギャラリー(The National Gallery)は、イギリスで初の国立美術館として、1824年に設立されました。

イギリス、イタリア、スペイン、フランスなど、1260年から1900年までの西欧絵画を2000点以上所蔵しています。世界最大級の美術館で知られ、展示品はレオナルドダヴィンチ、ルネッサンス、ミケランジェロ、フェルメール、ラファエロ、ターナー、モネ、ルノワール、ゴッホなど、絵画史に残る名作が揃っています。17世紀オランダ、19世紀フランスの絵画も名作が多くあります。

建物内は「セインズベリウイング(13世紀~15世紀の作品)」、「ウエストウイング(16世紀の作品)」、「ノースウイング(17世紀の作品)」、「イーストウイング(18世紀~20世紀の作品)」と年代ごとに4つの部屋に分かれています。

自分が見たい作品がどの展示場にあるか事前に確認しておけば、時間をロスすることなく、思う存分堪能することができます。

ナショナルポートレートギャラリー(The National Portrait Gallery):ロンドン

最寄り駅:レスタースクエアー(Leicester Square)チャーリングクロス(Charing Cross)イギリスの著名人の肖像画を集めたユニークな美術館で、イギリスの歴史を賑わせた著名人に会えます。

文学、政治、化学、ミュージシャンなど、さまざまな分野で歴史に名を残した人物の絵画や彫刻などで表現しています。その数はヘンリー8世やエリザベス1世などの王室関係、ポールマッカートニーやエルトンジョン、ミックジャガーなどのミュージシャンなど、その数は約9,000点です。エリザベス女王にいたっては、アンニゴーニ筆によるクラシックスタイルの肖像画と、アンディウォーホルが 1985年に描いたポップアート版が対照的に展示されています。

ナショナルポートレートギャラリー(The National Portrait Gallery)では、1階(スポーツ選手やダイアナ妃など観光客に一番人気)・2階(時代の象徴となった人物で20世紀後半)・3階(ヘンリー7世、ヘンリー8世など、18世紀の人物が中心)と、階を上がるにつれて時代をさかのぼるので(イギリスの歴史をたどることができます)、年代を追って見学したい人は3階から降りてくるといいです。

テートブリテン(Tate Britain):ロンドン

最寄り駅:ピムリコ(Pimlico)1897年にナショナルギャラリー(The National Gallery)の分室として、テートブリテン(Tate Britain)は設立されました。

近代美術を中心に、さまざまな特別展を開いています。ターナーファンは必見のギャラリーです。エリザベス1世の肖像画をはじめ、風景画の黄金期を築いたジョンコンスタブルの「フラットフォードの水車場」、イギリスを代表するウイリアムターナーの油彩、素描、水彩画などが展示されています。ウイリアムターナーは、水面に映る光の反射を好んで描いていて、幻想的な雰囲気の作品で知られています。

テートブリテン(Tate Britain)は、1,500年~1,900年(16世紀のイギリス美術)、1,900年~現代(ルノワール、ゴッホ、ドガなど)、ターナーコレクション(幻想的な雰囲気の作品)と大きく3つに分けているので、目的に応じて見学できます。

テートモダン(Tate Modern):ロンドン

最寄り駅:サザク(Southwark)2000年に設立されたばかりのテートモダン(Tate Modern)は、現代美術にテーマを絞り、モダンアートとコンテンポラリーアートの作品が展示されています。

建物も展示方法もユニークで、風景、生物、裸体、歴史的絵画という4つのテーマに分かれています。 ピカソの「泣く女」、アンディウォーホルの「マリリン」、サルバドールダリの「ロブスター電話」など、美術界にインパクトを与えた大物アーティストの作品が集まっています。

テートモダン(Tate Modern)は、ピカソ、ブラック、ダリ、セザンヌ、モネなど20世紀の有名な名作品やロダンの彫刻を楽しむことができます。

サーチギャラリー(Saatchi Gallery):ロンドン

最寄り駅:スローンスクエア(Sloane Square)2008年10月9日、ロンドン南西のチェルシー地区にサーチギャラリー(Saatchi Gallery)は開館しました。

デミアン、トレイシーなど、イギリスの若手アーティストの作品を展示している現代美術館で、美術を志す無名アーティストに刺激を与え育成しています。生と死、性を扱ったセンセーショナルな展示も多く、論争を呼ぶことも。

サーチギャラリー(Saatchi Gallery)は、アートシーンに一石を投じるギャラリーで、無名アーティストの発掘の場となっています。

ヘイワードギャラリー(Hayward Gallery):ロンドン

最寄り駅:ウォータールー(Waterloo)テムズ川南岸にあるヘイワードギャラリー(Hayward Gallery)は、絵画、彫刻、3D作品など現代美術の幅広い分野をカバーし、ユニークな企画展を行っています。

イギリスの現代美術をメインにした展示で年に4回開催していて、国際的に高い評価を得ています。モダンアートの巨匠たち、そして今最も注目されるコンテンポラリーアーティストの紹介を専門としています。

ヘイワードギャラリー(Hayward Gallery)は、イギリスの最先端アートに出会える美術館です。

サマセットハウス(Somerset House):ロンドン

最寄り駅:チャーリングクロス(Charing Cross)テムズ川の北岸に、印象派の名作を展示している「コートールドインスティチュートギャラリー」、装飾美術の宝庫「ギルバートコレクション」、国立エルミタージュ美術館の所蔵品が常設展示される「エルミタージュルーム」の3つのギャラリーを擁しています。

サマセットハウス(Somerset House)は、金銀装飾品 、イタリアモザイク、肖像画、ジュエリーの名品名作、ロシア美術の傑作を鑑賞できる貴重な美術館です。